デザイン性、機能性 ともに叶えた自然素材の家
省エネ+創エネがつくる家族の健康
今回お伺いしたのは、心地よい木の香りが漂い、至る所に遊び心のあるデザインのお家です。工務店にお勤めのご主人が自邸建築にあたり、今までの経験を元に様々な工夫をされていました。
1つ目のこだわりは、「光熱費を抑える家」にすること。
気密を高め、断熱に優れた窓や断熱材を採用し、
家の保温性を高めた省エネの工夫から大きな吹抜の大空間のこの間取りでも、
1、2階に1台ずつのエアコンで賄えるという性能の良さに私たちも驚きました。
また、太陽の光から電気に変換し、住まいのエネルギーへと循環する仕組みを。
また、それぞれの効果を高めるために、設備だけに頼らず自然の力も利用し、その効果を最大限に引き出しています。
この住まいは国が定めた「ゼロ・エネルギー化推進事業」にも認定されています。
そして、光熱費を抑える効果は室内の温度差を低減し、それにより家族が健康に過ごせることに結びつく、
そこに意味があり、一番大事なんだと家族に対するご主人の想いをお聞かせいただきました。
キレイな空気でやすらぎのある住まいに
「家の中には常に綺麗な空気を取り入れたかった」とご主人。通常は部屋の上方に換気口を設置することが多い中、子どもの目線に近い床上30㎝くらいまでが
ダニやホコリの影響を受けやすいので、床にも換気口を設けて空気の循環路をつくられた。
「子どもがアレルギー体質なので、この家で暮らして症状が改善されたらいいなと思っています」と奥様も家族の健康を願っておられました。
家族の健康を願うご主人や奥様の細やかな心遣いが込められたこの住まいは、これからも家族を優しく包んでいくことでしょう。
- ダイナミックな吹抜のあるLDK。
- 無垢の床で楽しそうに遊ぶ子どもたちの部屋は、吹抜とつなげて空気を循環させている。 この開放的な間取りは家族の気配も感じられ、ほどよい距離感を保っている。
- 「子どもたちと一緒に料理を楽しみたい」と、 奥様のご要望により広々としたオープンキッチンに。 勝手口付近に大容量の食品庫を設け、使いやすさも良好。
- 外壁には火山灰が原料の「そとん壁」を採用。自然素材のこの壁材は工業製品では出ない素朴で優しい表情が和の雰囲気を引き立ててくれている。
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奥様こだわりのモザイクタイルで、洗面台を個性的に演出。
ブルーのタイルがアンティーク 調の照明や扉に映えている。