石庭を眺める家 和の情緒を楽しむ穏やかな日常
三方向から見える石庭 細部にこだわる和室
青畳が香る書院から、静かな石庭を眺める穏やかなひととき。大切な仏壇を置くのにふさわしい和室は、贅を尽くしたこだわりの空間です。
庭を愛でる雪見障子は季節の移り変わりを伝え、迫力のある松が描かれた襖は、4枚合わせて1枚の絵になる印象的なデザイン。
縦の桟を細かに入れた筬欄間、繊細な手しごとで模様の美しさを際立たせた組子障子は、建具職人によって施されました。
また、傍らの縁側は日の光が暖かく、竹であしらった丸子窓がアクセントになっています。
職人との信頼関係が理想を叶える
「いい大工さんに出会ったと思っています」とOさま。古くなった母家を建て替えするにあたり、木の家が好きなOさまは、知り合いから木の家づくりで評判が良いと聞いた木屋長工務店を選ばれました。
石庭を望む玄関は、Oさまと職人が意見を交換し合ったところ。
庭を壁にかかる一枚の絵のように表現したことで空間がすっきりモダンになりました。
「一つひとつの工程をイメージしやすいようにわかりやすく教えてもらったので、安心して任すことができた」。
広々と快適になったことで「親戚同士の集まりや独立した子どもたちが孫を連れて帰省したときなど、人が集まれる場所にしたい」とのことです。
- 丸子窓のある縁側は石庭からやわらかな光を取り入れて。
- 庭を壁にかかる一枚の絵のように表現したことで空間がすっきりモダンになりました。
- 立派な仏壇が映える二間続きの広々とした和室。
- 4枚で1枚の絵になる襖を閉めると、和室はまた違った表情に。
- 細やかな木細工が施された筬欄間(おさらんま)。
- 釘などの金物を使わない組子障子は、職人の技が光ります